魔女の一撃と呼ばれる
ぎっくり腰は不良姿勢と
胸椎の動きが関係しています!
症例 ①
30代 男性
朝出勤前にトイレに行き、中腰になった際腰に激痛が走りそのまま動けなくなった。
何とかベッドに横になり安静にしていたが、痛みが引かず脚にも痺れを感じるようになってきた。
午後になり、少し歩けるようになってきたため当院に来院されました。
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<当院での治療>
(1回目)
触診で腰部を確認したところ炎症が起きているため熱感がありました。
また、前屈20°・後屈5°で強い可動痛があり、胸椎の3~5番・仙腸関節の動きが悪くなっています。。
問診では、初動痛が強いことも分かり圧痛を確認したところ
特に右の脊柱起立筋と腸腰筋に過緊張がありました。
今回の症例は、腸腰筋と脊柱起立筋の筋挫傷と考えられます。
まず、炎症を抑えるためにアイスパックで患部を冷却し、その後超音波治療を行います。
その後、動きの悪くなっている胸椎関節・仙腸関節をAKA療法で動かし、
患部は触らずに、緊張の強い臀部を手技で緩めます。
治療後もう一度可動を確認したところ、前屈は20°→45°、後屈5°→10°と改善しました。
動き出しの痛みも来院前よりも軽減したため、歩行も少し楽になっています。
関節の動きをサポートするため、寝るとき以外は腰痛ベルトを着けてもらい、
就寝時は患部を上にして横向きで寝るようアドバイスをしました。
(2回目)
初回に比べて痛みはピーク時の半分になりましたが、可動痛はまだあります。
胸椎関節・仙腸関節の動きを確認したところ、初回よりも動きが感じられます。
右の脊柱起立筋と腸腰筋の緊張がまだ残るので、そこを重点的に治療します。
ぎっくり腰の正式名称は『急性腰痛症』といい、欧米ではあまりの激痛のため「魔女の一撃」
とも呼ばれています。特に重い物を持った時に起こしやすいぎっくり腰ですが、
軽く前へかがんだ時や急に体勢を変えた時など、日常の何気ない動作をした時に起こります。
ここで気を付けたい事は、自分ではぎっくり腰だと思っていても椎間板ヘルニアや圧迫骨折、
腰部脊柱管狭窄症など他の病気が隠れている場合があるので、鑑別が重要です。
ぎっくり腰は、腰部を支える為の筋肉や靱帯に急な負担がかかり繊維が損傷(断裂)し、
腰部に強い捻挫が起きている状態なので、少しの動きで激痛が走るのが特徴です。
ぎっくり腰の起こる原因は、腰部に負担がかかりすぎる事です。
先の重い荷物を持った時などはもちろんのこと、日常的に腰部に負担のかかる姿勢
(同じ姿勢での作業・不良姿勢・体幹の筋力が低下しているなど)を続けることで
回旋動作を担う胸椎の動きに制限がかかり、仙腸関節の動きが失われることで
負担が頸椎や腰椎に波及してしまい、突然ぎっくり腰を発症するケースがほとんどなのです。
ぎっくり腰の治療は、まず安静にすることが一番重要です。ズキズキするような強い痛みを感じる時は、
炎症が起きているのでアイスノンなどで冷やします。寝る時は、痛む患部を上にして
膝を軽く曲げた状態で横向きで寝てください。膝の間にクッションなどを挟んであげるとよいでしょう。
ぎっくり腰を起こした直後は、炎症が強くなるので絶対にマッサージなどはしないでください。
また、お風呂はあまり温まりすぎないよう注意します。
もし痛くても歩行可能でしたら、ぎっくり腰を起こした直後でもご来院ください。
炎症を抑える超音波治療やマイクロカレント療法で、治癒を2~3割早めることができます。
また、腰部に負担がかからないように、AKA療法で胸椎の関節に動きを出すとさらに楽になります。
ぎっくり腰を起こした際は、必ず腰痛ベルト(コルセット)を着けて腰部の支えを作ってあげましょう。
寝る時以外は着けていて構いません。よく、筋力が低下するから良くないという声もありますが
コルセットを装着することでの筋力低下は起きませんので安心してください。
ぎっくり腰を起こしても、早い段階で適切な処置を行えば激痛は2~3日で治まります。
安静時を過ぎてしまえば、少しずつ可動が出てくるので痛みが出ない範囲で動かしていきます。
いけだ接骨院では、根本治療としてぎっくり腰が起きにくい身体をつくっていきます。
そのために患者さん一人一人にあったメニューを組み、指導も行っています。
ぎっくり腰でお困りの方は
いけだ接骨院までご相談ください!
国家資格保有者が症状に
応じて施術しますので
安心してご来院してください。
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