四十肩・五十肩

 

四十肩・五十肩は症状により

治療法が異なります!

正しい治療で

早めに改善しましょう!!

 

 症例 ①

40代 女性 

 

ある日突然右肩に激痛が走り、肩をを全く動かせなくなってしまった。

次第に洋服の着替えで袖を通すのも辛く、就寝中も右肩の痛みでたびたび起きるようになり

日に日に痛みが強くなってきたため近くの整形外科を受診した。

 

診断結果は『肩関節周囲炎』で、四十肩と言われたため

肩関節を動かすリハビリを行い、痛み止めの飲み薬と湿布を渡された。

 

その翌日、今までにない激痛が首から肩にかけて感じたため来院。

 

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<当院での治療>

 (1回目)

 

問診時、激痛が起きてからどれくらい経っているかを伺ったところ10日程とのことでした。

本来であれば、この時期は急性期で炎症反応が強いためリハビリは絶対に行ってはいけません

肩関節を動かしたことで炎症が強くなり、今までにない激痛が走ったと考えられます。

 

触診にて、肩関節周囲に熱感がありますが腱板断裂の可能性は少なく、右肩を外転

(手を横から上にあげる動作)させるための棘上筋や僧帽筋の過緊張がみられるため

初日は炎症を鎮めるためにアイシングを行い、AKA療法超音波治療ハイボルテージ療法を行いました。

 

なお、四十肩・五十肩は時期により症状が異なります。

 

◇急性期(発症から2週間~1ヶ月)

夜も眠れないほどの激しい痛みが出る

 

◇慢性期(半年~1年)

慢性的な痛みが続く

着替え・荷物をもつなどの些細な動きで支障が出る

 

◇回復期(1年以上)

激しい痛みはなくなるが、動きに制限がかかる

関節が固まり、腕が上がらない

 

これを守らずに治療をすすめると余計に回復が長引くことになるので注意が必要です。

 

(2回目)

 

寝返りなどの夜間痛や洗濯物を干すときなどの可動痛はまだ強くありますが、

何もしなくてもズキズキするような疼きは少し軽減しました。

AKA療法を行ったところ、胸椎の関節の動きが出てきているので

首肩回りの筋肉の緊張を緩める治療を行います。

 

(3回目)

 

夜間痛はあるが頻度が減り、日中での安静時痛が軽減してきた。

発症から2週間ほど経過したため、少しずつ肩関節の可動を出す治療を開始しました。

 

(4回目)

 

肩関節の可動が少しずつ出てきた。棘下筋や小円筋の動きが悪いため

そこを中心に可動を出す治療を行います。

今日から自動運動による回旋筋腱版(ローテーター・カフ)の強化を行います。

可動域を評価し、少しずつ様子を見ながら可動させていきます。

 

(5回目以降)

 

可動域が少しずつ広がってきました。夜間痛もかなり少なくなり、睡眠もとれるようになってきました。

これはとても重要で、睡眠中に脳や身体の機能が回復されるため睡眠不足は大敵です。

急性期は超えたため、ここからの治療は肩関節周囲の可動が出るようにどんどん動かしていきます。

 

自動運動で行っていた回旋筋腱盤(ローテーター・カフ)の強化トレーニングに

波力の弱いゴムチューブを使用し、少ない回数から行っていきます。

まだトリックモーションと呼ばれる『代償動作』が起きてしまうので

フォームを意識してもらい、自宅でも行ってもらいます。

 

放っておけば改善に向かうという症状でもなく、

何もしなければ1年以上痛みが続く場合もあるため

早めに対処をすることをおすすめします!!

 

 

四十肩・五十肩の症状は?


四十肩・五十肩は、肩の痛みや動きの制限を主訴とするものの総称です。

だいたい40~50代で多く発症するのでこう呼びますが、正式名称は『肩関節周囲炎』です。

 原因は明確にされていませんが、加齢などによる肩関節をとりまく

関節包や腱板、靱帯に炎症が起きた状態です。

 

特にこれといったきっかけがなく痛み出し、数週間から数か月かけて悪化していきます。

肩を動かすとピリッと刺すような痛みが走り、腕をあげたり背中に回したりする動作が出来なくなります。

特徴的な症状として『夜間痛』があり、寝返りをする度に肩から腕にかけて激痛が走ります。

この状態までくると日中何もしなくても痛む、自発痛も起こります。

 

四十肩・五十肩の原因


四十肩・五十肩になる原因は完全には特定されていませんが、加齢が大きく関係しています。

その名の通り中年以降に発症すると思われていますが、実際には年々低年齢化をしており

20~30代でも四十肩を発症しています。これは若者の筋力低下も要因の一つと考えられますが、

一番の原因はスマホやパソコン作業にあると思われます。

 

スマホをのぞき込む姿勢は首に負担がかかり、猫背になり両肩が前方に巻き込みます。

その姿勢で長時間いることが筋肉や関節の組織が変性し、血行不良が起き

肩周辺の特定の部位に異常が生じる事で炎症が起こると考えられるからです。

 

四十肩・五十肩の治療法


四十肩・五十肩の治療法は、『肩の痛みを和らげる』『肩の動きを良くする』という

2つのアプローチで治療を行います。上記でも述べましたが四十肩・五十肩は

急性期→慢性期→拘縮期に分かれているため、そのステージに合った治療をする必要があります。

 

◇急性期の治療法◇

この時期に必要なのは何よりもまず安静にすることです。炎症が起きているようであればアイシングを

積極的に行います。夜間痛があるため寝る時は必ず患部を上にして寝てください。

いけだ接骨院では、超音波やハイボルテージ療法に加え、肩首回りの可動に影響する

胸椎をAKA療法により動きを出していくことで痛みを軽減させていきます。

 

 

◇回復期の治療法◇

痛みはほとんどなくなりますが、動きの悪さが残りやすい時期です。ここで可動域を広げる

運動を怠ると、四十肩・五十肩が治っているのに肩関節の可動が狭くなってしまいます。

慢性期以上によく肩回りを動かす、姿勢に気を付けることが必要です。

特にデスクワークなどで同じ姿勢でいることが多い方は、意識的にどんどん動かしましょう。

 

また、経験上ですが四十肩・五十肩になった方は反対側にも発生する確率が高くなります

なったら治りにくいのが四十肩・五十肩。早め早めの対処が必要です。

 

 

 四十肩・五十肩の痛みで

お困りの方は

いけだ接骨院までご相談ください!

国家資格保有者が症状に

応じて施術しますので

 安心してご来院してください。

 

 

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